いつまで信じますか?

子育ての母子分離、早期離乳食、みんな一緒、同じ、平均.

スポック博士の育児書、アメリカの小児科医であるベンジャミン・スポック医師が「スポック博士の育児書」の初版本を発刊したのが1946年の事です。当時は有名な育児本であり、「育児の聖典」とまで呼ばれ、世界各国で5千万冊以上販売されたといいます。

当然、日本語版も1966年に東京大学小児科の高津忠夫教授の翻訳で暮らしの手帳社から発売されていて、出産祝いに贈られる事も多かった、この「スポック博士の育児書」は母子手帳の参考本として、その内容に多大な影響を与え現在に至るまでの間違った方向性の一因となっています。

出版当初は、早いうちからの子どもの自立を目指すため母子分離を勧め、早期の離乳食開始を促し、母乳よりも牛乳をもてはやし、と母子が本来備えている本能と無償の愛を損なうような指導が満載のものでした。

日本語版が出される頃には、当のアメリカにおいては既にそういった子育ての方針が否定されるようになり、スポック医師本人も晩年は間違った方針だったと訂正していますが、日本では何故か現在もその影響を大いに引きずっていて、「最新版」として手に入る翻訳本は本当の最新である第8版(2004年改訂)ではなく、第6版(1992年改訂)だったりします。最新版の第7版は1998年、米国刊はありますが日本では未訳で、その中では、スポック博士は子ども達に牛乳を与えない方がいい事をはっきりと述べています。

そこにはどんな意図があるのかは知りませんが。

「牛乳神話」を信じている人にはショックが大きいかもしれませんが、同意見を持つ医師は非常に多く、元ジョンズ・ホプキンズ大学医学部小児科部長フランク・オスキー医学博士は「牛乳には危険がいっぱい?」小児科医で作家のロバート・メンデルソン医学博士「医師の忠告に反して健康な子供を育てる方法」などがあります。

文明が進んだ今の資本主義社会では、食品メーカーやますメディアが私たちの食べるものを決定し、消費者である私たちを教育しようとしています。これは食事=健康=命の事でもあります。また、子育て世代に対するお金の使い方に関する事も同じことが言えます。幸せに対する考え方も同じです。

日本の今の文化の中で育児に困惑しているのは、育児につまずきで起こる病気に登場する医者が主導権を持ち、育児書を書く、ママたちにものをいう日本の医者には、いまだに明治の刻印が消え去っていない事、薬を出すことを主体に診察をするのが前提であるのが医者なので解決ではなくその場しのぎの対処でしかない。

間違った事を認めない、商品を売るために子どもの成長の自然の摂理を無視する様々な国の企て、大家族がなくなって自由を手に入れて風習を学ぶ場がなくなり、はじめて母親、育児を、まったくの未経験として子どもの成長に向かうママたちは、自分自身が賢くなり無知であってはいけないと考えます。

私もそんな経験をしてきたからこそ、「なんで?」の深堀をいつもしています。

(参考文献図書:フィット・フォー・ライフ)