思春期 1

医学的には「2次性徴の始まりから終わりまで」を「思春期」としています。

英語表記「puberty」思春期とは、陰毛が生え始める時期が由来しているといいます。まとめると、子どもが生殖器以外で男女の差(外形的性差)が現れ、やがて生殖能力を持つようになり、心身ともに大人に変化する期間の事です。

分かりやすく言えば「子どもから大人に変わろうとする時期・段階」のことです。

こうした心身の発育は、その子の育成環境(栄養状態・運動量など)によって差があります。特に子どもの個性差(個々の成長プログラム)に大きく大きく左右されるので、何歳から何歳までと一定するものではありませんが、一般的に女の子の方が2次性徴の始まりは早いです。生殖能力なので、女の子の初潮、医学的には「月経」との関係でもあります。

女の子は、平均で10歳前後から始まるとされています。早熟の場合8歳前後、遅い場合12歳前後からです。

身体的特徴は、乳首の発達、性器の発達、陰毛の発達、皮下脂肪の増大、ウエストのくびれ、声変わり(男の子ほど著名ではない)、顔面の変化

身体的症状では、乳房痛、腹部膨満感、頭痛(特に片頭痛)、腹痛など

心理的症状では、イライラ、抑うつ状態、不安感の増大、感情の高揚など

男の子では、平均で12歳前後から始まり、早熟の場合9歳前後、遅い場合13歳前後、近年、精通(初めての射精)は女の子の初潮と同じ時期とされますが、平均は中学生時代。

身体的特徴は、精巣の増大や陰嚢の変化、性器の長大化や陰毛の発生、精通の発生、声変わり、脇毛やヒゲの発生、肩幅が広がり、筋肉が発達、顔面の変化、体臭の発生など

性的特徴としては、精通が始まると、自然に自慰行為が発生する、これは自然のプログラムによるものなので、適切な対応や指導が求められます。ママが男の子の自然のプログラムの行為である自慰行為を「汚い」「嫌らしい」などと嫌悪する気持ちや言動はよくありません。男の子にとっては自然の成長の一環であり、健康な成長の現れでもあり、自然な発達現象としてわかりやすく指導することが必要です。女の子を妊娠させることが可能になるので、性行為に関しての善悪、良否などをしっかり話しておくことが求められます。

思春期の見分け方としては、身長が伸び始め、声変わりなどの変化(2次性徴)が始まった。反抗的な態度や乱暴な言葉、使ったことのない言葉を使うようになった。親のいう事を聞かず、無視したリ、避けたり、話をしなくなった。親の干渉、注意や指導を嫌がるようになった。自分の容姿やヘアスタイル、服装にこだわるようになった。自分の部屋を欲しがり、家族と外出する事を嫌がるようになった、友達との時間が多くなり、今までと違う友達と付き合うようになった、帰宅が遅くなった、など・・・

これが思春期の特徴です。これらの事象は、子どもが健やかに成長している証です。

このような特徴が現れたら、ママはこれまでの子どもとしての接し方から、小さな大人、という感覚で接するように言動などを変えることが求められます。

なぜなら、子どもは自立にむかって成長しているからです。

思春期は、その最終段階です。