赤ちゃんで生まれてきたときは、心は真っ白、そう、心の中は白紙状態です。

赤ちゃんには養育者がいて(大体が母親のため以下ママと表現)、お腹がすいた、おしめが濡れた、などは泣くことで伝えます。

するとママがすぐに世話をしてくれて、ミルクを飲ませてくれる、おしめを変えてくれるなどして、心地よい気持ちが生まれます。

これが何回も何回も繰り返されるうちに「生まれてきたこの世界は、自分を大切にしてくれる人がいる、良いところだ、周りの人も自分に親切、一緒に生きていくのにきっと頼りになる人だ」と認識し、この世界と人に対して「信頼感」を持つようになるといいます。

この信頼感が、苦しいことがあっても投げ出さないで、前向きに生きていく心の元になるものだといわれます。

「基本的信頼」アメリカの精神分析家 エリクソン

 

基本的信頼が赤ちゃんの心に育つことで、自分に対する信頼や他人に対する信頼、世の中に対する信頼が生まれて、この世界で周りの人と一緒に生きていくことを、「本当に素晴らしい」「良いこと」と思えるようになり、自分自身の人生を充実したものにしようと、誠実に、前向きに生きていくことができるようになるといわれています。

 

自己信頼の心はエリクソンが言うように、生まれた後、それぞれが獲得していくもの、本来的に備わって生まれてくるものではないという事です。

 

人間は、生き方が決まらず迷う存在であり一人では生きられないんです。何事にも意味や価値が感じられない、むなしく感じる、孤独からこの世に存在するすべてに価値や意味を認めないという状態に陥ってしまいます。

 

生まれた後、それぞれが獲得した自己信頼の心をしっかり育てる、しっかりと育っていれば、自分自身の感性を根拠としてさらに周りの人を大切にしながら、人生を前向きに生きていくことができるのです。

 

自分の存在を大切なものと感じ、周りの人も共に尊いものと感じるとは「家庭で人間の尊さを教える」これが重要です。

 

人は自己信頼がしっかり育たないと、生きてる意味や価値が考えられない、むなしく感じることが多くなり、本質的な共通の求愛行動というものをなくしてしまいます。

 

そして、どのようにしてパートナーになればいいのか、大いに悩むことになってしまいます。「こうした方がよい」と何かを思いつく所までは同じでも、自己信頼の心が育っていない場合は「こんなことでうまくいくはずがない」「ほかにいい方法があるに違いない」「こんなことをすれば嫌われてしまう」と、様々な否定的な思いがわいてきて、どうすればいいのか決められなくなってしまうのです。自己否定感が強い自分が出来上がってしまうのです。